【破砕する】木材粉砕機
(チッパー・粉砕機等)
目次
木工加工機専門サイト「モッキナビ」では、修理しながら20年以上使い続けることもあるという木工加工機の特徴から、少なくともその倍の40年以上にわたって活躍する実績豊富な老舗メーカーを選定。
かつ、求める精度の機械が見つかるようなラインナップの多いメーカーをおすすめとしてご紹介しています。(メーカーの調査は2023年9月4日時点)
【用途別】
おすすめのチッパー3選
木工加工では、用途やニーズに合ったチッパー選びが作業効率を大きく左右します。木材のリサイクル、廃材処理、現場での作業性など、目的に応じて最適な機械を選ぶことが重要です。ここでは、特定の用途に特化したおすすめのチッパー3選をご紹介します。それぞれが持つ独自の機能と強みを活かして、木材チップ化の効率向上とコスト削減を実現しましょう。
端材を無駄なく効率的に
チップ化するなら
H15-HC
(太平製作所)
画像引用元:太平製作所公式HP(https://taihei-ss-osaka-jp.secure-web.jp/tipper.html)
特徴
- 摩耗性に優れた鋳鋼製ディスクと刃角調整機能で、木材の種類やサイズに合わせた均一なチップを生成できる。
- 投入口の振り角度設計と振動コンベヤで、短材や端材も詰まりなくスムーズに処理可能。
現場へ直接乗り入れ!
不均一な木材を破砕するなら
MC-2000
(諸岡)
画像引用元:諸岡公式HP(https://product.morooka.co.jp/products/mc-2000/)
特徴
- ゴムクローラを装備した自走式で、林業や建設現場の険しい地形でもスムーズに移動して作業を開始できる。
- 上部投入方式と強力な破砕機構により、不均一な木材や廃材を詰まりなく迅速に破砕可能。
車載式オールインワン設計!
山間部での作業なら
LB515TKK
(日本フォレスト)
画像引用元:日本フォレスト公式HP(https://www.n-forest.jp/environmental/detail.php?id=20131225182835)
特徴
- チッパーとグラップルクレーンを一体化し、投入からチップ化、積み込みまで1台で完結。
- 車載式のため、重機運搬が不要で山間部や遠隔地でも迅速に作業が可能。
破砕用途の代表的な木工加工機を解説
代表的な破砕用木工加工機であるチッパーやグラインダー、ハンマーミルの概要について詳しく解説しています。
チッパー
引用元:太平製作所HP
http://www.taihei-ss-osaka.jp/tipper.html
チッパーとは別名「切削機」とも呼ばれている、木や丸太を破砕する際に使用される木工加工機です。非常に鋭利なナイフが先端に装着されている刃が備えられていて、木材を細かく壊して砕きます。
細かく砕かれたものは、切削チップ、破砕チップ、おが粉と呼ばれ、粒度の違いによって3種類に分けられています。石や金属に使用すると刃が欠けてしまう原因となるため、異物混入には十分注意が必要です。
グラインダー
引用元:日本精密機械HP
https://www.l-nihon.co.jp/sub111.html
グラインダーとは、砥石を回転させて材料を削るための木工用加工機です。研木材を大きく削ったり、木目を浮き上がらせたりすることに適しており、金属にも使用できることが特徴です。
種類にはディスクタイプと卓上タイプがあり、それぞれ特徴が異なります。ディスクタイプは、手持ちサイズで多様な場面で活躍します。
一方、卓上タイプは作業台に固定して設置するタイプです。両端に粒度の異なる砥石を設置できるため、材料や目的に合わせて効率よく作業できることがメリットです。
ハンマーミル
ハンマーミルとは、材料をホッパーから投入し、設置されたハンマーを高速回転させることで、瞬時に粉々にできる木工加工機です。ハンマー部分の回転速度を変更することで、粒度の調整を行うことができます。
スクリーン部分をフィルターとして活用し、粒度を均一に揃えることが可能で、多岐にわたる加工に対応できることが特徴です。またハンマーの取り付け方法には可動式・固定式の2種類があります。
固定式は、比較的柔らかい材料を細かく砕く際に用いられています。一方で可動式は、鉱石類や木材など硬い材料を細かく砕く際に適したタイプです。
ウッドシュレッダー(ガーデンシュレッダー)
ウッドシュレッダー(ガーデンシュレッダー)とは、家庭用の小型機種や業務用の大型機種で木材を細かく砕く際に用いられる木工用加工機です。大型機種の種類には、キャタピラで走行できる種類があり、作業場を自由に行き来することが可能です。
そのため、木材を運ぶ手間を省き、作業の効率を向上させることができます。注意点としては、ローターの強度が低いことです。
石や硬いものを誤って投入してしまうと、刃こぼれの原因となるため注意が必要です。
長く使い続ける木工加工機は
実績と経験豊富なメーカーを選ぼう
破砕機械と一口に言っても、チッパーやグラインダー・ハンマーミルなど、用途によって様々な種類があります。メンテナンスしながら20年以上使い続けることもある機械だから、ずっと伴走してくれるような信頼できるメーカーを選ぶのが大事です。
このサイトでは、導入を検討している木工機械の種類や用途別に、おすすめのメーカーをご紹介しています。取り扱っているのは創業から40年以上の、経験豊富な老舗企業ばかり。お求めの木工機械があれば、ぜひ一度ご相談してみてください。
木工加工機×メーカーの
おすすめを
木材加工工程別に見る
その他の破砕機械を取り扱うメーカー
マルマテクニカ
ホリゾンタルグラインダー
引用元:マルマテクニカHP
https://www.maruma.co.jp/product/horizontal-grinder-electric/
- デュープレックスドラムとチッパードラムの2タイプがあり、用途に応じて簡単に破砕ドラムを交換することができます。これにより、様々な材料を効率的に処理できます。
- 独自のVFD(可変周波数ドライブ)方式を採用し、高負荷時でも破砕作業を継続でき、生産性を損なわずに稼働を続けることができます。
- 破砕用モーター、油圧ポンプ用モーター、冷却ファン用モーターが全て電動で、エンジン式と比較して大幅なコスト削減が可能です。また、メンテナンスの手間も軽減されます。
- 電動モーターを使用しているため、騒音が非常に低く、都市部近郊など騒音規制の厳しい地域でも許認可を取得しやすいです。
タブグラインダー
引用元:マルマテクニカHP
https://www.maruma.co.jp/product/tub-grinder/
- 斜めに配置されたビットにより、破砕能力が向上しつつ、ビットの数を減らしてランニングコストの削減を実現しています。また、交換可能なハンマーバーを採用し、摩耗時の迅速な交換と振動の低減が可能です。
- デュープレックスドラムは約2,250rpmと高速で回転し、より細かく均一なチップを生成します。これにより、高品質な材料加工が実現されます。
- 操作の簡易化と安全性を高めるための機能が搭載されています。オートリバースモードも採用されており、エンジンへの負荷を自動で調整し、破砕効率を最適化します。
- タブ駆動部のチェーン・スプロケットが油圧シリンダーで自動制御され、メンテナンスや調整が容易になっています。
日本フォレスト
SRS-750C/SRS-450C
引用元:日本フォレストHP
https://www.n-forest.jp/environmental/detail.php?id=20110718015423
- 長年の経験から生まれた破砕ロール歯は、素材を確実に引き込み、効率的に破砕します。困難な破砕が必要な場合には油圧制御による自動逆回転機能があり、ロールの負荷を軽減します。
- 破砕ローターには耐摩耗性に優れた特殊鋼を使用し、金属混入などの過酷な条件下でも長期にわたり安定した性能を保ちます。破砕歯の修理や交換も容易で、ランニングコストの削減に貢献します。
- 破砕ロールは全油圧駆動で、正・逆転の自動制御が可能です。これにより、作業の効率化と安全性が大幅に向上します。
- 遠隔地からもリモコンを使って操作できるため、作業員の安全性を高め、作業の柔軟性が増します。
フジテックス
発電用 切削チップ製造機
引用元:フジテックスHP
https://www.fjtex.co.jp/kankyo/products/tipper/224
- この粉砕機は複数の木材を一括して投入でき、1本ずつ処理するディスクチッパーと比較して、大幅に処理能力が向上しています。大量の木材を短時間で効率的に処理することが可能です。
- 間伐材、枝葉、バーク、竹、古木など、あらゆる種類の木質材料のチップ化に対応しており、前処理なしで連続して給材することができます。これにより、作業の効率が大幅に向上します。
- チップの粒度は、スクリーン、送り装置、および搬送速度の調整により、用途に合わせて容易に調整可能です。これにより、さまざまな用途で求められる粒度の木質チップを精密に製造することができます。
大橋
GSC2500DC
引用元:大橋HP
https://www.ohashi-inc.com/products/gsc2500dc/id_2024/
- この破砕機は、燃料用として最適な木質チップを生成する能力を持ち、精度の高いサイズで一貫した品質を提供します。
- 材料送りの操作がリモコンを通じて可能であり、操作が簡単で直感的です。これにより、作業効率が大幅に向上し、トレーニングコストも低減されます。
- 排ガス4次規制に対応するCAT C7.1 ACERTエンジンを搭載しており、排出ガスの削減に貢献しています。これにより、環境負荷が低減されます。
- 異物混入時には、機械本体とリモコンに設置された非常停止スイッチを使用して正送りを即座に停止することができます。また、フィードローラの自動反転機能や電気式インターロックが破砕室開閉部に搭載されており、操作中の安全性が確保されています。
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